乗車券類5

続いては、「観光乗車券」です。

山口市営は、路線営業と並んで観光事業も大きな収益の柱と位置付け、歴史文化、自然環境ともに稀有な資源を持つ、山口県の観光プロモーションを行う役割も担っていました。
それに伴い様々な乗車券類も発行され、駅や営業拠点で個人・法人に販売されたほか、贈答品等にも活用されたものと推測しています。

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■山口(県庁前か?)~秋芳洞間の乗車券。料金は115円。昭和30年代と推定。

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■子供用?の1日観光乗車券。料金は430円。100円の観光券付き。昭和50年代と推定。

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宇部空港の利用者を目的とした周遊券。冊子は別にある模様。昭和57年頃と推定。

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■1日乗車券。金額は時期により任意に変更できるよう印字されていない。デザイン的には平成初頭と推定。

このように山口市営における観光事業の取り組みの一端を見て参りましたが、時事的な話題としては、平成30年9月に開始された観光周遊バス(同11月までの限定運行)の取り組みも、興味深いものですね。