車室時計4

外装のネジを外しますと、本体部分が露出します。

この本体を覆う緑色のアクリル板は、表に晒される部分の汚損が酷くなっていました。
これは、前述した使用停止措置のシールや、車室内の埃が多年に亘り付着したものです。

なお、このシールは、私が入手した時点で剥がされていました。

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■外装を除去した図。アクリル板に帯状の汚れ。

続いて、緑のアクリル板を取り外します。
4つのネジに加え、調整用のツマミに付くネジ1本も除去。

すると、あの「蛍光表示管」が姿を現しました。
今まで見慣れていた運転席の時計と比較して、あまりに大きいそのサイズに絶句します・・・。

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■大きな蛍光表示管。振動を抑止する左右のゴムパッキン、及び大量の端子類が見える。

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■表示管を自立させた図。

「蛍光表示管は小さいもの」と勝手に思っていたため、少し動揺しながらも、さらに基盤を固定する4本のネジを取り外し、蛍光表示管を摘出してみました。

出てきた表示管は、ずっしりと重く、「精密部品」というよりは、もはや「機械」といった印象です。

ここでいよいよ基盤と回路構成を確認すべく、裏返してみます。

すると・・・。