交通電業社「OS-7102」その9

原因が何となく特定出来たため、復旧作業として、先ず幕装置の上軸を「正しい」巻き取り方に手動で改め、操作盤の方は、電解コンデンサの電気を抜くため、さらに5日間空けてから作業を再開しました。

作業の手順は、先ず操作盤に軽く電気を引き通して再びコンデンサに「00」を記憶させます。
その後は、電池を固定する例の苦手なはんだ作業です。
相変わらず「イモはんだ」を連発し、基盤のランドや周辺を焼損しそうになりますが、なんとか取り付けました。
(同時に作業していた「時計」の方は、遂に基盤を破壊してしまいましたが・・・。)

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■苦手なはんだ作業。電池部分は端子が大きいので、使うはんだの量も多い。しかも両面施工。

そしてスイッチを入れてやると、想定通りにデジタルは「00」を表示。

そのまま制御盤や幕装置に繋いでやると、見事に「00」から加算、減算を自在に幕操作ができるようになりました!

あとはメモリーの持続性ですが、「03」コマ目で電源を切って、5日後に再び電源を入れたとき、今度は変わらず「03」コマ目を表示してくれましたので、長い時間がかかったものの、修理は漸く成功したようです。

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■電池の装着から時間を空け、再び電源を入れてもデジタル表示は前と変わらず。修理成功。

と、ここで余裕が出てきましたので、前回の運転で失敗した「修正」ボタンを試してみます。

改めて基盤を確認したときに、この修正ボタンに繋がる配線は、隣の「始動」ボタンに結線されているものがありましたので、どうやら使用方法とは、この「始動」ボタンと同時に押すということで正しいようです。

で、押してみた結果・・・